京都婚100のこと
Kyoto Wedding 100

2018.05.11

神前式の進行と式の動作に込められた、幸せな家庭を築く意味とは

最初は意味を持って始まったしきたりも、口承がなければ意味を見失い、それを行う意義すら分からなくなることもしばしば。ここでは平安神宮の神楽殿で行われている神前式の流れを追いながら、その意味を説いていくことにしましょう。

神前式は、最も重要な修祓からスタート

161.1

平安神宮では、新郎家と新婦家がそれぞれ別の控え室に入ります。これは、どの神社でも同じでなく、平安神宮が結婚式を「家と家の結びつき」と考えているからこそ。挙式30分前、それぞれの控え室にて神職から直接、式次第の説明を受け、いざ本番へ。巫女に先導されて神楽殿へ参進します。神楽殿に入ったら、身も心も祓い清めるために最も重要な修祓を受けます。続く祝詞奏上は、神様にふたりの結婚を申し上げ、末永き幸せを祈る意味があります。祝詞を斎主が奏上したら、今度は誓詞を新郎が奏上します。ふたりが神様に新しい家庭を築くにあたっての決意を述べましょう。ただし、その言葉を新郎新婦がオリジナルで考える必要はなく、ひな形があるのでその通りに読み上げるだけで構いません。誓いの気持ちを言葉にした後は、その約束を固めるために杯を酌み交わします。

 

神前式の玉串拝礼の相手は神様

161.2

三献の儀とはいわゆる三々九度のこと。ひとつめは新郎が先、新婦が後に。ふたつめは新婦が先、新郎が後に。みっつめの盃は新郎が先、新婦が後の順です。神様に捧げる豊栄の舞には、新しい家庭の繁栄を祈り、心静かで穏やかな日々が過ごせる平和な家庭でありますように、という気持ちが込められています。その後の玉串拝礼は戸惑う人の多い儀式。控え室で神職から説明がありますので良く見て習っておきましょう。巫女から玉串、つまり榊の枝を受け取り、新郎新婦は前へ。榊の枝を置いたら、二礼二拍手一礼にて、永遠の愛と末永い幸せを祈ります。続いて、参列者一同拝礼で、両家を代表して1名ずつ前へ。代表が玉串を供えたら、両家の幸せを祈って、全員が代表に合わせるようにして二礼二拍手一礼。こうして両家は一つの家族になります。全員でお神酒を交わして親族の契りを結びましょう。

 

まとめ

神事において、日本酒は重要な役割を果たします。酔うことが目的ではないので、ここで言う「乾杯」とは「杯を飲み干す」という意味であり、杯同士をぶつけて音を立てる必要はありません。こうした動作の一つひとつに込められた意味を理解し、挙式に臨むことで、ふたりや両家の繋がりが、より一層胸に響くことでしょう。

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