鏡開きは、江戸時代初期から広まったとされる鏡に見立てた酒樽の丸い蓋を木槌で叩いて開ける祝い事の伝統的習慣です。酒も鏡も神事で用いるものであり、幸運を開く意味があるとされます。そして、中の酒をその場の全員にふるまうことも、縁起の良い行ないになります。神社で式を挙げるなど、和をテーマにした結婚式なら、鏡開きはまさにうってつけの演出です。木槌で鏡を開く時の掛け声は、「よいしょ」と言いますが、その語源は定かではありません。「よいしょ」に「良い」の言葉が含まれていて縁起の良い言葉ともいえるので、全員で大きな声で「よいしょ」の掛け声をかけるとゲストの一体感も増し結婚式が盛り上がるはずです。
酒樽を開いてからはいよいよ乾杯の時間です。ゲスト全員にお酒を酌んで回っては時間がかかる為、事前にスタッフからゲストに同じ日本酒が配られてそのまま乾杯と進むことが多いです。その他にもビールサーバーのように酒樽を台車に乗せてお酒を酌んで回ったり、常に会場内に酒樽をセッティングしゲストが自由にお酒を酌む事ができたりなど、鏡開きをした後にもアットホームな雰囲気を作るのに一役買うのが酒樽の良さかもしれません。
開きの酒樽の中身である清酒の銘柄は、選ぶことができることも。宴席の料理に合う銘柄を重視することもできますし、地元の銘酒から選ぶこともできます。京都の日本酒であれば、「玉乃光」はおすすめのひとつ。業界に先駆けて純米酒を復活させた蔵元で、アルコールを添加しない本来の清酒の味を楽しめます。純米酒は、酒米本来の味を引き出そうとするもので、和風の料理も引き立ててくれます。香りを楽しみたい場合は、フルーティーな純米吟醸酒がおすすめ。杉の樽に詰められた清酒は杉の香りが微かにうつっていますが、それも酒樽ならではのもの。清々しい杉の香りがほんのり残る清酒が、初々しいふたりを象徴するかのよう。京都生まれのおいしいお酒でゲストと共に乾杯を!
鏡開きの他にも京都での結婚式に合う演出は様々です。和の演出はもちろんのこと、洋の演出まで、京都婚のプランナーは京都での結婚式の経験値は多いプロフェッショナル。ぜひお気軽にご相談してみてはいかがでしょうか。
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