鯛の塩釜焼き開きは、和の演出の代表的なもののひとつです。縁起ものとして昔から珍重されてきた鯛を使った演出は、ケーキ入刀の代わりに取り入れるカップルも多く、見た目も華やかで結婚式らしい演出の一つです。
鯛の塩釜焼き開きというと聞きなれない演出と思われるかもしれませんが、塩釜焼きそのものは戦国時代からあった料理で、豊臣秀吉が朝鮮出兵の際に玄界灘で獲れた鯛を母へ贈る際に腐敗を防ぐ目的で塩に包んだ事が始まりと言われています。元々、鯛は縁起物であったことから戦の前に食事として提供されることも多かった食材。しかし、海産物のため鮮度がすぐに落ちてしまうというリスクがあります。そのため、冷蔵庫などがない時代でも鯛のうまみを損なわないように、新鮮な状態の鯛を丸ごと塩で包んで蒸し焼きしたというのが由来です。鯛と塩という少ない素材ながら、鯛の余分な水分が抜けてギュッと旨みが濃縮。まさに祝いの席にふさわしい料理になります。
現代の結婚式では、会場内で新郎新婦が木槌でたたいて塩釜を開きます。初めての共同作業という点ではケーキ入刀と大きな違いはありませんが、和装で行う演出としてはとてもよく似合います。また、他の結婚式と被りにくい演出のため、ゲストの記憶に残りやすいというメリットも。塩でうまみをとじ込めているため、身がふっくらとしていて味わいも豊か。塩釜を開いた後の鯛は一度引きあげて、鯛めしや鯛茶漬けなどの料理に姿を変えて提供することができるため、演出としてだけでなく料理としても楽しめます。
フレンチのフルコースの締めに日本料理のお茶漬けが出てくると日本人としては嬉しいですよね。老若男女問わず幅広い年齢層に喜んで頂けるのがこの鯛の塩釜開きの良い所ではないでしょうか。
誰もが一度は見た事のあるケーキ入刀ではなく、新しい演出を取り入れる事でゲストもより楽しめるはず。京都婚では京都らしい和の演出を多数ご案内しており、ゲストには京都を存分に味わって頂きながらも結婚式を楽しんで頂く。そんな京都での結婚式をご提案できればと思います。
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