京都婚100のこと
Kyoto Wedding 100

2018.04.20

衣装決めに合わせて検討したい、角隠しと綿帽子

「悋気は損気」という言葉があるように、女性が角を出して喜ぶ人はいません。その角が出ないように、という意味が込められた角隠し。外出時の塵除けだったという説も。綿帽子は中に薄く平たく綿を入れた、元は防寒着の一種です。今では挙式時にしか着けられない、特別な被り物となっています。

和婚を象徴するふたつの被り物、角隠しと綿帽子

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平安時代の高貴な女性とは、けっして顔を見せないもの。室内であれば御簾の内。屋外に出る時も、被衣(かづき)で頭をすっぽり覆う壺装束を纏うほど。時代が下るにつれて、この被衣が段々とコンパクトになり、バリエーションも豊かになったと考えられ、現代の婚礼衣装の角隠しと綿帽子にも名残が認められます。このふたつの大きな違いは、その形状。角隠しの場合、長方形の絹の布を二つ折りにして、中央を額に合わせ、両端を髷付近で留めます。綿帽子は、楕円形の絹の布を袋状に袷で仕立てて、日本髪の上からすっぽりと。印象で比べると、綿帽子は奥ゆかしくてかわいらしい感じに、角隠しは顔が見える分量が多いため、華やかな花嫁姿に仕上がります。どちらを選んでも同格ですが、京都ではやや綿帽子が優勢です。

 

洋髪と綿帽子の組み合わせ

綿帽子の利点は、大きなサイズを被れば小顔効果があり、そして何より洋髪に合わせることが可能な点。和装に洋髪を合わせた場合も、綿帽子をかぶるだけで京都らしい、はんなりとした風情が漂います。少し個性的に装うなら、薄いピンクの綿帽子、赤で縁取りした綿帽子、蝶や花を刺しゅうした綿帽子も魅力的。さらに、綿帽子をかぶった際、布に当たらない位置、具体的には耳の斜め下に生花をあしらっても良いでしょう。綿帽子から少しだけのぞく花の色合いが、新鮮な印象を与えます。綿帽子を取るだけで、すぐに披露宴にも通用するとあって、神社から披露宴会場へ移動があり、スタイルチェンジの時間があまり取れない場合にもオススメです。

 

まとめ

衣装衣装決めが先行し、小物は後回しになりがちですが、いざとなると迷いが生じるもの。特に神前式では柏手を打ったり、玉串を捧げたりする動作があるため、ブーケなどを手に持つことがありません。その分、被り物で印象が大きく変わります。和装で挙式をするのであれば、衣装決めと合わせて角隠しか綿帽子か、検討を。

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