京都婚100のこと
Kyoto Wedding 100

2018.04.20

事柄の意味を大切にする京都では、引出物・引菓子にもこだわりを

引出物は奇数で揃える

結婚式の招待客に配られる引出物。近年、首都圏を中心に、陶器やカタログ式ギフトの引出物を1つ、引菓子を1つ、合計2つを用意する傾向があります。しかし、京都では古くから、食器、かつお節、引菓子で3品、といった具合に「おめでたい」とされる奇数で揃えるのが一般的です。奇数で整える裏には、中国から伝わった陰陽五行説があり、奇数が「陽」にあたるため優先されたという経緯が。ふたりにとっては取るに足らない理由であっても、ゲストの中には気にする人もいるかもしれません。かつお節は削り節を5gずつパックした軽量品があるので、気軽に贈ったとしても持ち帰る手間は少ないですし、京都らしくおいしい出汁も作れそうです。

 

引菓子は、神社でしか手に入らない銘菓を

158^

カトリックの最高指導者がローマ法王なら、神道のそれは天皇さんです。また神社は地域の祭りの中心を担うことも多いもの。一般社会に広く開かれた祈りの場として、個人のみならず企業や店舗とのお付き合いが続いています。こうしたお付き合いの中から引菓子のアイデアが生まれることも。さらに、京都の老舗と神社のコラボレーション商品は店頭に並ばないことが多く、その神社で結婚式をしなければ手に入ることがない銘菓も存在します。最近では名入れの引出物などは選ばれにくい傾向にありますが、誰の結婚式でもらったかはっきりと思い出せる、という意味では、名入れのお菓子なども検討する余地があります。購入する場合は、お菓子やさんに行くのではなく、神社の会館を訪ねると良いでしょう。

 

まとめ

意味を大切にする京都では、例えカタログ式ギフトを贈るとしても、引菓子と松魚(かつお節)を添えて奇数に整えるといった工夫が必要です。贈り分けに関しても、相手によって中身を変えるのは差別されているようで不快に感じる人がいます。どうしても、という場合は袋の大きさを揃えるようにしましょう。

関連する記事

京の祝いの席の定番「だし巻き卵」 見た目も味わいも美しい、京巻きのだし巻き卵 京都の食の台所といえば「錦市場」。美しく味わい深い京都のグルメを求めて訪れる人々で、ア...
花嫁をより一層美しく上品に彩る、西陣織を結婚式の衣装に... 京都・西陣の街   平安京と共に歴史を紡いできた京都で「前の戦争」と言えば、第二次世界大戦ではなく応仁の乱のこと。「西陣」...
遠方から結婚式に来てくれる親族に泊まってもらうなら?京都でおすすめの宿3選... 【京都・東山のラグジュアリーホテル】ハイアット リージェンシー 京都 京都らしい重厚感のある和の空間で、ちょっとラグジュアリーな京都滞在を...
友人の参列、国際結婚……平安神宮がおこなう神前式の、いま・むかし... 家族がつながる神前式 結婚式を“新郎家と新婦家がひとつになる儀式”と捉えている平安神宮。神前式のなかで行われる儀式のひとつに、親族...

ご相談

■京都婚体験相談会にも注目
神社、披露宴会場の知りたい情報がまとめてわかる
体験型イベントを毎週開催。
詳しくはこちらから

京都での結婚式についてもっと知りたい方、お気軽にご相談ください。

TEL:0120-075-881
(受付時間 平日:12:00〜19:00/土日祝:10:00〜19:00)