京都婚100のこと
Kyoto Wedding 100

2018.05.11

初年度はたった一組だった平安神宮の神前式。いつしか京都の花嫁のあこがれに

現在の神前式は東京の皇居内で行われた大正天皇の結婚式が始まり。日本の都が京都から東京へ移った後のことでした。それでは天皇さんがお出掛けになった後の京都ではどうだったのか。平安神宮の神職に当時の記録を手繰っていただきました。

平安神宮の神前式、第一号

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時系列で振り返った時、東京の神宮奉斎会(現在の東京大神宮)で模擬結婚式が行われたのが明治34(1901)年。それからわずか2年後の明治36(1902)年、平安神宮で初めて神前式が行われました。初年度の実施はたったの一組。今でもその名前と住所が保管されているのは確かです。しかし、昨今の個人情報保護法の観点から、詳しい内容は開示されていません。一体どんな新郎新婦だったのか興味はつきませんが、この一組の神前式がきっかけとなり一大神前式ブームが巻き起こります。こうして「平安神宮で挙式をして、都ホテルで披露宴を」という京都の花嫁あこがれの結婚式スタイルができあがりました。平成の御世になっても、「祖母も、母も、平安神宮で挙式をしたから」あるいは「母がかなえられなかった平安神宮での挙式の夢を、私が実現させたい」という花嫁が後を絶ちません。

 

平安神宮での結婚式

昭和15(1940)年、孝明天皇の合祀にあたり神楽殿が造営されました。そして鎮座70年、並びに孝明天皇100年祭を記念して、平安神宮会館が建てられます。多くの花嫁の夢をかなえるための舞台がこうして整いました。現在、平安神宮の挙式場所は二カ所あります。一つは本殿、もう一つが神楽殿。基本的に神社は祈りの場なので、本殿はお祀りを優先するため、土日の挙式は難しいもの。その点、神楽殿なら土日の挙式がかないます。動線も工夫されていて、平安神宮会館と神楽殿の間を雨に濡れることなく行き来が可能です。結果として、神楽殿へは横から入る造りになりました。先に新婦家、後に新郎家の順序で入場するのは、奥に新婦家、手前に新郎家が着席しやすいように、という合理的な理由があるのです。

 

まとめ

平安神宮会館が併設されたことにより、神楽殿で神前式をした後、平安神宮会館で披露宴まで行うことができるようになりました。もちろん、この通りではなく、挙式のみ、会食のみ、と分けて考えることも可能。結婚式の総合受付は応天門を正面に見て右手、社務所を過ぎた隣にあります。

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